ブラザーズ・クエイの人形アニメーションはどれも興味深いが、技術的にも美術の素晴らしさでも、これが最高傑作と言って間違いないだろう。覗き見式キネトスコープの中で展開する人々の物語は、これまでの作品と同様とらえどころがなく、B・シュルツによる原作がどんな話だったのかさえ伺い知ることが出来ない。ゴミを集めて作ったかのような人形についている怪しげな光を放つ目玉や、テーブル上に湧き出るように出現する生肉、自らの意思で地から外れるねじなどが比類なき怪奇幻想の世界を構築し、ただ圧倒されるばかりだ。機械部品の駆動音が響く、暗く寂れた感じの町(?)で繰り広げられる不思議な出来事は何一つとして合理的な説明がされることはないが、ぎっしりと詰め込まれた驚きの前には、そんな物は不必要だ。
1989年アニメ56位 ストリート・オブ・クロコダイル(アニメ映画)

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1989年アニメ56位 ストリート・オブ・クロコダイル(アニメ映画)の情報
詳細情報
| 作品名 | 1989年アニメ56位 ストリート・オブ・クロコダイル(アニメ映画) |
|---|---|
| ジャンル | 1989年放送アニメ |
| 放送 | 1989年1月6日 |
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